『新世紀エヴァンゲリオン』の解説本でオススメはありますか?
私は、作品と神話の関わりを主に知りたいと思っています。
ネットでもわかりますが、本で読みたいです。よろしくおねがいします。
「作品と神話の関わりを主に知りたい」ということを満たす解説本はありません。
エヴァンゲリオンでは聖書・キリスト教関係の用語が多数使われていますが、庵野監督は「衒学的(げんがくてき)」と言ってます。
衒学的というのは「知識や教養をひけらかす事」という意味で、キリスト教・聖書関係からの用語は内容を深く見せかける為の小道具です。
キリスト教に関係する「死海文書」という単語が出てきたので、かつてのエヴァブームの頃に「現実の死海文書に関する解説本」がコミックコーナーにあったという笑い話的なこともありましたが、「現実の死海文書」を読んでもエヴァの理解には何の役にも立ちません(「現実の死海文書」には現在のキリスト教にとって都合の悪いことが書かれているので、未だ一部が隠蔽されている、というのをネタとして利用しただけです)。
他に「聖書」やまじめなキリスト教関係の文献を読んでもエヴァの理解には何の役にも立ちません。
設定や用語からエヴァを読み解くことには意味がありません。
解説本というか関連書籍でお勧めは当時出た「スキゾエヴァンゲリオン」「パラノエヴァンゲリオン」の2冊です。
実際の処、エヴァって其処まで神話の内容を重視してたりしないんですよね。
あくまで名前を借りてきただけだったり、大まかな概要をなぞっただけだったり。つま「作品と神話の関わり」は印象ほどに強くないから、そういったコンセプトの解説本は無かったと思います。なお元ネタの開示とかはDVDに付いてる冊子だったり映画公開時に販売されていたパンフレットだったりしますしね。
とりあえずネット上ならWikipediaの記事がちょうど、まとめサイトの代わりになってて便利だと思いますよ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80%E3%82%A8%E...
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