2012年5月8日火曜日

新世紀エヴァンゲリオンで高校生以上のシンジ、レイ、アスカの ストーリーが少ない...

新世紀エヴァンゲリオンで高校生以上のシンジ、レイ、アスカの

ストーリーが少ないのは暗黙の了解的な物なのでしょうか?







「暗黙の了解」ではなく、それよりもうひとつ

前のレベルの話ではないかと思います。



「エヴァンゲリオン」は、本編以外のものでも

関連した商業作品がいくつかあります。

ゲームやそこからさらに派生した漫画作品

ですが、これらはあくまで本編をベースとした

ものであり、それ故に、本編の大きな枠組みを

逸脱することはできません。



中には、ある点おいてのみ本編と極端に異なる

設定をしているものもありますが、逆に、それだから

こそ、他の設定は本編を遵守しています。

すべてを大きくかえることは、ある意味、本編の

発展、再構築ということになってしまいます。



であるからこそ、シンジ達が中学生として描かれ

続けるのは、理の当然というものでしょう。





ただし。



近年、その枠組みを超え、大きく踏み出した

作品があります。



「エヴァンゲリオン ANIMA」がそれです。



http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E...



「弐拾四話終了時からの分岐ストーリー」という

形で、「エヴァ」の新しい世界の構築をしようと

しています。



ここでは、シンジ、レイ、アスカは、

第3新東京市立第壱高等学校に通う高校生と

して登場します。



「エヴァ」の製作に関わった山下いくと氏が製作

総指揮をとっています。

連載も回を重ねており、一定の評価を得ていると

見ても良いでしょう。








本編での彼らは14歳・中学二年ですから。

そして卒業どころか進級さえせずに物語は完結しています。

つまり原作には高校生の彼らは存在しないのです。

派生作品もそれに準拠するのが当然でしょう。

あの終わり方では、その後の彼らとかは作れませんからね。

完全なパラレル世界のストーリーだと、どうしても原作ファンの評価が辛いですし。

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