新世紀エヴァンゲリオンで高校生以上のシンジ、レイ、アスカの
ストーリーが少ないのは暗黙の了解的な物なのでしょうか?
「暗黙の了解」ではなく、それよりもうひとつ
前のレベルの話ではないかと思います。
「エヴァンゲリオン」は、本編以外のものでも
関連した商業作品がいくつかあります。
ゲームやそこからさらに派生した漫画作品
ですが、これらはあくまで本編をベースとした
ものであり、それ故に、本編の大きな枠組みを
逸脱することはできません。
中には、ある点おいてのみ本編と極端に異なる
設定をしているものもありますが、逆に、それだから
こそ、他の設定は本編を遵守しています。
すべてを大きくかえることは、ある意味、本編の
発展、再構築ということになってしまいます。
であるからこそ、シンジ達が中学生として描かれ
続けるのは、理の当然というものでしょう。
ただし。
近年、その枠組みを超え、大きく踏み出した
作品があります。
「エヴァンゲリオン ANIMA」がそれです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3%E...
「弐拾四話終了時からの分岐ストーリー」という
形で、「エヴァ」の新しい世界の構築をしようと
しています。
ここでは、シンジ、レイ、アスカは、
第3新東京市立第壱高等学校に通う高校生と
して登場します。
「エヴァ」の製作に関わった山下いくと氏が製作
総指揮をとっています。
連載も回を重ねており、一定の評価を得ていると
見ても良いでしょう。
本編での彼らは14歳・中学二年ですから。
そして卒業どころか進級さえせずに物語は完結しています。
つまり原作には高校生の彼らは存在しないのです。
派生作品もそれに準拠するのが当然でしょう。
あの終わり方では、その後の彼らとかは作れませんからね。
完全なパラレル世界のストーリーだと、どうしても原作ファンの評価が辛いですし。
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