2012年5月3日木曜日

新世紀エヴァンゲリオン旧劇場版に詳しい人に聞きます^^; あの人類補完計画の流...

新世紀エヴァンゲリオン旧劇場版に詳しい人に聞きます^^;

あの人類補完計画の流れというか、すべてを教えてください^^;めんどくさい質問ですいません;







物語の背景から、ざっくり説明していきます。

長文になりますがご容赦ください。



エヴァの世界では、遠い昔に地球に2つの生命の種が落ちてきました。

先に落ちてきた《白き月》から生まれたアダムは、《生命の実》を持つ子を生みました。無限の命を持つ代わり知恵がなく、自己進化を重ねて単体で生き続ける生命モデル。つまり使徒です。

のちに《黒き月》が落下。その衝撃でアダムとその子らは眠りにつきます。

そこから生まれたリリスは《知恵の実》を持つ子を生みました。命は有限ですが知恵があり、世代を重ねて進化していく生命モデルです。この延長線上にあるのが、人類をはじめとした地球に生きる生命です。



カヲルが言うように、これら2者のうち「未来が与えられる生命は一つ」。共存は出来ません。

アダムの子とリリスの子、どちらか先に《知恵》と《生命》の両方を得て、始祖であるアダムまたはリリスの承認を受けた方が、地球の正統な住人となり、もう一方は滅びます。



20世紀末から21世紀初頭にかけて、アダムの発見もあり生命工学の分野か飛躍的に発展。

とうとう《生命》の領域に踏み込み始めた人類に、危機感を抱いた使徒が目覚めました。

目的はリリスと融合して、《生命》と《知恵》の両方を手に入れて承認されることです。



死海文書からこれらの事情を知るゼーレは、人を誤った生命体と考えていました。

地球の正しい継承者は先に落下したアダムの子であり、使徒が目覚めて人類を滅ぼそうとするのは《知恵の実》を持つゆえの罰。

人は正しい生命体に生まれ変わらなければならない、というのがゼーレの考えです。



一方のゲンドウは、他人に対して強い猜疑心と恐怖を抱く人物であり、動機こそ心の補完に偏っていましたが、2004年にユイを失うまではゼーレの計画に忠実でした。

しかしユイを失ったことで自分のためだけの計画を遂行し始めます。

「正しい神の子」に生まれ変わろうと考えるゼーレに対し、ゲンドウの考えは人類自体が神になろうというものです。

アダム・リリスと同化し、覚醒した初号機を取り込んでユイと再会。その後反ATフィールドを展開して全人類の魂を一つに集め、溶け合って《神》に宿る魂に生まれ変わろうとしました。



作中ではゲンドウの計画は、リリス(レイ)の裏切りにあい失敗。ゼーレの補完計画が敢行されます。

覚醒した初号機と量産機の計10体で、解読すれば《神に等しい存在》になるとされる秘奥の図形《生命の木》を描き、アダムの肉体を取り込んだリリスに抱かれたことで、初号機はサード・インパクトを起こせる存在になりました。

父と解り合えなかったこと、友達がみんないなくなったこと、カヲルを殺したことと、アスカを助けられなかったことなどから、シンジの心は絶望に染まっており、ゼーレの計画通り「何もかも無かったことになる」ことを願って槍を呼び寄せました。



槍の力は反ATフィールドそのもの。

《神に等しい存在》の一部となった量産機が自らを槍で刺したことで、反ATフィールドの展開が始まり、人々は自らの心と体の形を定義する力であるATフィールドを強制的に侵食されて、肉体ごと《知恵の実》を失いました。

魂は生産された場所であるリリスの胎内へと還ってひとつに溶け合い、アダムの血を受けたリリスから、今度は単体の「正しい生命体」に宿るひとつの魂に生まれ変わる予定でしたが、最後の最後でシンジが補完を拒否します。



《神に等しい存在》の自我となったシンジが補完を拒否し、他人のいる世界を望んだことで、リリスは自らの肉体を崩壊させて胎内の魂を解放。

これから人の姿を取り戻す多くの人々に先駆けて、シンジとアスカは人の姿を取り戻しました。

シンジは改めて他人の恐怖が復活した事と、自分にとって他人が大事なものか確認するために、アスカの首に手をかけます。

そんなシンジの頬を、弐号機(母)との同調や補完を経て、少しの心の余裕を得たアスカは、おそらくは「怖がらなくてもいいよ」という思いから撫でました。

このことで自分の罪を許し、目の前の人が自分にとって大事な存在だと認識し、また元の世界を望んだ理由である「人は傷つけ合うだけじゃないかもしれない」という微かな希望が、幻ではなかったと気付いて号泣。

自分の上で勝手に自己完結して泣き崩れるシンジを見て「気持ち悪い」で終わり、といった感じ・・・だと私は思っています。








文字数限られてるのでざっくりと。先史(宇宙人?)文明によって生まれたのが人類を含む使徒、この記録が裏死海文書、これを教典としていたのがゼーレなのですが、進化が行き詰まった人類を一旦滅ぼし(生命のスープまで戻して)再び新しく誕生させようとしたのがゼーレの計画で、ゲンドウはこれを妻碇ユイを初号機から復活させるためだけに利用しょうとした。使徒との戦いは茶番との見方もできるけど、人類が滅亡した後に他の使徒が地球人にならない為に先に滅亡させる必要があり、つまりは人類との生存競争(殲滅という言葉はその為)

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